「ギー」は、インドや南アジアで広く使われている伝統的な乳製品で、「奇跡のオイル」とも呼ばれるほど美容や健康に効果的なオイルです。
バターを原料にして作られ、上質な脂肪分が含まれています。
私もアーユルヴェーダを学ぶまで知らなかったのですが、ギーには多くの栄養素が含まれており、美容や健康に役立つ万能オイルなんです!
今回は、ギーの基本情報、バターとの違い、栄養素、作り方、そして食べ方について詳しく解説します✨
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ギーとは
ギーとは、牛乳や水牛、ヤギの乳から作られたバターを加熱し、水分や不純物を取り除いた純度の高い乳脂肪のことです。
インドでは、伝統医療アーユルヴェーダの中で使用され、「奇跡のオイル」や「黄金の秘薬」として親しまれています。
不純物が少ないため、常温で長期間保存が可能で、料理をはじめとするさまざまな用途に利用されています。
良質なギーの原料
良質なギーの原料として特に注目されるのが、「グラスフェッドバター」から作られるギーです。
グラスフェッドバターとは、広い草原で放牧され、自然の草や植物を食べて育った牛の乳から作られるバターのことです。
このような牛は、ホルモン剤や人工飼料を使わずに育てられるため、ストレスが少なく健康的で、質の高い生乳を生産します。
そのため、そこから作られる「バター」や「ギー」もまた非常に高品質となります。
ギーとバターってどう違うの?
バターとは?
バターは、牛乳や生乳から作られた食品で、脂肪分を混ぜて固めたものです。
主成分は乳脂肪ですが、それ以外にも乳たんぱく質、ミネラル、カルシウム、水分などが含まれています。
バターには2つの種類があります!
- 非発酵バター – 牛乳をそのまま加工して作られるもの。
- 発酵バター – 牛乳を乳酸菌で発酵させて作られるもの。
さらに、バターには塩を加えた「有塩バター」と、塩を加えない「無塩バター」があります。
ギーを作る際には、無塩の発酵バターを使うのが一般的です。
ギーとは?
ギーは、バターを加熱して溶かし、その際に出る不純物(水分やたんぱく質など)を取り除いて作られる、純粋な脂肪分です。いわば「精製されたバター」とも言えます。
ギーには、中鎖脂肪酸や長鎖脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸といった脂肪酸がバランスよく含まれており、体に良いとされています。
つまり・・・
ギーはバターから作られるけれど、より純粋で体に優しい脂肪分が特徴です。
気になるギーの栄養素
1. β-カロテン
- 特徴: 強力な抗酸化作用があり、体を酸化ストレスから守ります。
- ポイント: 脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率がアップします。
調理時に工夫しましょう。
2. 中鎖脂肪酸(MCTオイル)
- 特徴: 一般的な油よりも消化が速く、エネルギーとして使われやすい油です。
- 効果: 毎日摂取することで、運動能力の向上や疲労軽減が期待できます。
3. オレイン酸
- 特徴: 不飽和脂肪酸の一種。
- 効果: 悪玉コレステロールを増やしにくく、健康的な脂肪酸です。
4. α-リノレン酸
- 特徴: 必須脂肪酸で、体内で作れない成分。
- 効果: 血管を広げて血圧を下げる作用があり、高血圧の予防に役立ちます。
5. ビタミンE
- 特徴: 抗酸化作用のある脂溶性ビタミンで、血行促進や細胞の健康維持に関与します。
- 効果: 動脈硬化や老化、免疫低下の原因となる活性酸素を抑え、健康をサポートします。
まとめ
- 抗酸化成分(β-カロテンやビタミンE)で体の酸化を防ぎ、老化や病気を予防。
- 必須脂肪酸(α-リノレン酸)や健康的な脂肪(オレイン酸、中鎖脂肪酸)は、血管や代謝をサポート。
- これらを日常的に取り入れることで、健康維持や体力向上に役立ちます!
ギーの食べ方
ギーは調理オイルとして幅広く活用できます。バターコーヒーで知られるようになりましたが、以下の使い方もおすすめです。
- 料理:カレー、炒め物、焼き物に使うとコクと風味がアップします。
- そのまま使用:トーストに塗ったり、スムージーに加えたり。私は大さじ一杯を朝のルーティーンに加えています♪
- 高温調理に適応:高温でも劣化しにくいため、バターや植物油の代わりに安心して使用できます。
※ギーは、シンプルに使うだけで料理が美味しくなる万能オイルです!
作った方が断然美味しいので、是非ご自身で作ってみてくださいね❣️